JKCブロック訓練競技会
@大凧あげ祭り会場



photo by Akiko H

2005年2月27日 快晴

今年2度目の訓練競技会。
先月無事クリスとニッキーがグランドトレーニングチャンピョンを達成したので、
今回二人はお休み。
となると、残りはハンスのみ。

ハンスと最後に競技会に出たのは2002年12月。
ということはほぼ2年ぶり。

ハンスは見るに見かねて師匠が引いて下さり、5ポイントだけを大事に持っているが、
私がクリスとニッキーに力を入れていたので、
ずっとほっておかれていた。

意外と繊細な男の子。
叱りすぎると萎縮するし、おだてると図に乗る。
果たしてどうなることやら...。

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今回塾のお仲間でエントリーしているのはあわせて4頭。
みんなの順番は後半から終盤にかけて。

霜の溶け始めたドロドロの地面では
なかなか思うように動けない。
昨年暮れ、クリスとニッキーが撃沈したあの日を思い出させる。

とはいっても、気分的には結構お気楽だった。
ポイントがかかっているわけでもないし、
席次にからむタイプでもない。
会社の人から借りたデジ一眼を片手に、
みんなの雄姿を200mmレンズにおさめようと張り切っていた。

いちばん気がかりだったのはハンスの出番とお仲間の出番が重なって
写真が撮れなかったらどうしようということぐらいだった。

さて、ハンスの結果はいかに。


ハンス
CDII (中等科)B組
審査員:石和田 陽一氏
規定7課目
自由課目:常歩行進中の立止、お手おかわり、据座
内容:

脚側は今まで一緒に出た競技会の中で、最もアイコンタクトがとれていたように思えるが、紐無しの時は若干遅れが見られた。
招呼で私が離れた瞬間、急に首の後ろを掻きはじめ、4年前のFCIが蘇ってきた。が、振り返ると、何事もなかったかのように座っていて、呼んだら嬉しそうに飛んで来た。

伏臥停座立止は停座に戻る時が不安材料だったので、視符を使う。

常歩行進中の作業も、伏臥から停座に戻す時は視符を入れたが、このあたりから、スタート地点での停座に遅れが出始めた。
風上からの匂いが気になっているらしく、しきりに鼻をひくひくさせている。
常歩行進中の停座
で歩き始めた時に、私の腕の振りが大きかったのか、ハンスが思わず私を避けた。まるで、「ママ殴らないで〜。」とでも言っているかのようである。そりゃないよ。
このまま停座で伏せられてしまってはクリスの二の舞と思い、視符を出してなんとか座らせる。
その後常歩行進中の立止も視符を使ってなんとかクリア。

なにしろニッキーより更にレパートリーの少ないハンスは、「お手お代わり」ぐらいしか出来ないのだが、実はこれさえも普段は全くしない。
キレイなお姉さんに言われた時はスッと手を出すから、意味はわかっているらしい。
とりあえず元気よく(私の声)「お手」、「お代わり」と言って、仕方なさそうに出すハンスの手をむんずと掴む。
最後は何もしなくて良い据座
終わった〜。

感想:
とにかくハンスが暗くならないように、絶えず笑っていたように思う(写真の顔がまん丸だった)。
そのせいか、紐付き脚側行進の折り返し地点の声符「アトヘ」の声が裏返った。ヒッ。
課目と課目の間でテンションを切らさないように、ハンスに声をかけたり、ターンさせたりいろいろやったが、いまひとつクリスの時ほどテンションがあがらない。
他に思いつかなかったので、「チュウは?」と言ったら、立ち上がって顎をペロリ。ちゃんと聞いていてくれたのね。
それでも停座の入りが悪かったので、戻ってきた時無意識のうちに「そう!」と声が出てしまう。ゲッ、本番だった。


photo by Akiko H
結果:
96.0点(7席)TCH:7ポイント
審査員評:
特に無し。
本日のオマケ
訓練仲間のダイナさんは、準高等科で6席。
ポイントもゲット。
相変わらず安定さを欠かない競技でした。
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靴底が泥で厚く、重くなった競技会でしたが、
皆さま、本当にお疲れ様でした。そしてご馳走様でした。
季節はずれの強い日差しに、肌がビックリしたようでした。皆様くれぐれもケアを忘れずに!



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