加古川・岡山珍道中 2006年8月25日〜8月28日
25日午後半休を取って帰宅した管理人は、とりあえず一眠りしてから旅支度。
夕方5時半にイヌたちを車に押し込んでいざ出発!
どこへ行くかって?
毎年関西で開かれる「ルイルイパーティ」と一緒に行われるイベントのお手伝いをするために、
岡山に行くことになったのです。

岡山ってどの辺でしたっけ・・。

まっ、お友達の車に乗せていってもらう楽ちん旅行なので、
何も気にせず家を出たのでした。

とりあえず、第一の合流地点、東京西部に向かいました。
さすがに金曜の夕方ともなると車の量も多く、都内の渋滞だけで所要時間2時間半。
これって、家の前から高速に乗っていたら、すでに諏訪ぐらまで着いてる距離かも・・。
ということは、月曜の朝東京に戻って、また渋滞にはまるのは結構しんどい。

というわけで、超無鉄砲な管理人は
「じゃぁ、ウチも車出す。そうすれば、帰り高井戸で降りられるし♪」
なんて言いながらクリ家号も出動させてしまったのです。

地図もなし、ナビもなし。
果たして目的地まで無事着くことが出来るでしょうか。

「ママ、早く行こう♪」
能天気なニッキー嬢ちゃん。
第二合流地点でさらにもう1台と一緒になり、3台連ねて一路関西へ。

イヌ連れでもあり、夜間走行でもあるので、途中何度か休憩を入れたり、運転を代わってもらいながら走りましたが、さすがに4時ごろにはダウン。
途中寄り道をするみなさんといったん別れて、しばしお昼寝。

明け方、トラックのエンジン音に起され、加古川に向かったのですが、加古川がどの辺にあるのか、まったくわかりません。
とにかくみんなについていけばいいなんてのんきに構えていたので、別れ際に「あと120キロ先」と言われた言葉を頼りに車をはしらせます。

ところが、どんなに走っても全然標識が出てこないので、だんだん心配になってきます。


このあたりかな?
待ち合わせの時間も刻々と迫っているのに、自分のいる場所さえ確信が持てない。
あ〜ぁ、ナビがあったらなぁ〜。

そこへ皆様からのナビゲーション電話。
なんとか無事現地まで辿り着くことが出来ました。

ただし、30近く遅刻です。
ごめんなさい。
さて、現地に着くと、すでにオーストラリアからのジャッジ(お客様)も到着していて、ショーが始まろうとしています。
ひ〜っ、まずい!しかも暑い!
とりあえず主催者にご挨拶!と言っても、のんびりしていられません。
着替えや、イヌたちを下ろしてやる間もなく、ショーが始まりました。

緑の草地の上で走るボーダーとハンドラー。
普段、室内やコンクリートの上でのショーしか見たことが無かったので、本場オーストラリアのようでとても新鮮です。

今回ジャッジとしてお迎えしているマリリンさんがイヌたちを審査しながらコメントし、同行されたトレーナーのカレンさんがコメントをメモしていきます。
本来ならば、マリリンさんのコメントと同時に、ハンドラーさんに内容をお伝えしたかったのですが、正直なところ、初めコメントが聞き取れませんでした。
専門的な言い回しと、オーストラリア英語が耳慣れていなかったので、頭の中が真っ白になったのです。
どうしよう!
そこで、カレンさんのメモをチラチラ覗いて、「あ〜っ、なるほど。」と思いながらも、やはり耳がついていっていません。
仕方なく、コメントはあとで皆様にお伝えさせていただくことにしました。

しかし、とにかく暑かった。
聞けば、マリリンさんたちのオーストラリアは気温が16度。
それが一気に30度を越える日本に来られて、バテない方がおかしいくらい。
でも、彼女たちは「大丈夫♪」とニコニコ。
玉のような汗でぐしゃぐしゃになりながらも、1頭ずつ、丁寧に審査してくださいました。
また、犬たちも暑いながらも元気よくラウンドし、ステイし、マリリンさんに褒められていました。

クリ家のワンも久しぶりのショー体験。
もちろん管理人はひけませんでしたが、お友達がニッキーをひいてくれました。
ショーで走るなど何年ぶりのことでしょう。
しかも彼女は毛が抜けて、お腹のピンクが見えるほど貧相ないでたち。
こんな子を審査してもらうなど、マリリンさんに失礼です。
あわてて、「すみません。これはウチの子で、ペットです。ショー用の手入れもしていないので、毛もないし・・。」と弁解。
でもマリリンさんはニコニコしながら、「表情と耳の使い方がとてもいいわ。」
もちろん、首が短いとか、足が長すぎるとかもちゃんとコメントして下さいました。

暑い中、みなさま本当にお疲れ様でした。

さて、ショーが終わってから、オーストラリアのお客様をホテルにお送りしながら一緒にお昼を頂きました。

おっと、ワンたちの朝食がまだだったので、とりあえず先にごはんをやらねば。

そして昼食を済ませたあと、主催者、お客様と一緒に岡山へ。
ところが、途中でお腹がいっぱいになったせいもあり、うとうと。
急遽サン母さんに運転を交代してもらいました。
なにしろ自分のいる場所さえ定かでないクリ家号。
前の車においていかれないようにわき目もふらずに走行。

犬たちを車から下ろしてやれたのは
本日の宿泊地「牛窓」のペンションに到着してからでした。
お疲れ様!♪
着いたのかなぁ〜。 ねぇ、走ろう♪
ペンションにつくと、今度はマリリンさんによる、ボーダーコリーについての講習会。
ボーダーコリーのスタンダードや病気の話など、丁寧に教えていただきました。
また、参加者のご質問にも快く答えてくださいました。

まだまだ勉強の足りない管理人、聞けば聞くほどためになる話ばかり。
さらに、質問を投げかける参加者の皆様の目も真剣そのもので
拙い通訳は圧倒されっぱなしでした。


ボーダーコリーについて
ボーダーコリーのスタンダードに関する説明
頭の形、胸の角度、足の角度、その必然性。
遺伝疾患(特にCL)とは。
クリア、キャリア、発症犬とはなにか。
どうやってCLが日本にはいったか。
参加者の質問に答えて
- 繁殖について(時期、健康状態、双方の犬のマッチング)。
- スポーツを始める時期。
★★★★★★★★★★★★★★★★
さて、翌日7時にはペンションを出て一路岡山ドッグビーチへ。
やっぱり暑かったのですが、駐車場の木陰を利用し、マリリンさんに同行されたドッグトレーナーカレンさんの
トレーニング教室が開かれました。

犬のアテンションの取り方。褒めるタイミング、叱るタイミングの重要性。
力ではなく、言葉で言い聞かせるというカレンさんの指導方法は、頭の良いボーダーコリーだからこそ
効果のある指導方法。
しかも、根気よく、何度も繰り返すことで効果はあがり、
つまづくことがあったら、また基本に戻ってやり直す。
そんなトレーニング方法を丁寧に教えていただきましたが、
果たして参加者の皆様には拙い訳で伝わったでしょうか。
★★★★★★★★★★★★★★★★
トレーニング講習会のあとは、ルイルイパーティ。
みんなでドッグビーチで遊んでバーベキューパーティでした。

が、管理人は事務所で犬たちと一緒にマリリンさんやカレンさんと
拙い英語力で奮闘していました(大汗)。

そして陽も傾いた頃、やっと犬たちがカゴからだされました。
わ〜!波が来た。 ねぇ、入るとママに叱られるわよ
★★★★★★★★★★★★★★★★
ママ!ハンスが海水飲んでるわよ。 早く来ないと、置いてくよ。
★★★★★★★★★★★★★★★★
そして陽が傾くころ、私たちは岡山をあとにしたのです。
途中神戸で夕食を済ませ、東京に向かって走り出しました。
もう夜の10時をまわっています。
それから走っては休憩し、朝6時半には諏訪湖まで戻ってきました。
ここまで来ればあとは目をつぶっても(いや、つぶってちゃ無理ですが)家まで帰れます。

途中お別れしたお仲間とも再会し、のんびり朝食を食べ、犬たちを外に出しひといき。
疲れた〜! by ダイナ ほんとよね。 by マリン


ママ、早くおウチに帰りましょう♪ by Nikcy
★★★★★★★★★★★★★★★★
というわけで、2泊3日の旅も終盤。
ワンズはあまり遊ばせてやれませんでしたが、とても有意義な旅でした。

東京から一緒に連れて行ってくださった皆様。
そして現地でお世話してくださった皆様。
本当にお疲れ様でした。そしてお世話になりました。
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