FreeStyleワークショップ 2006年7月2日

「ママ、早く踊りましょう♪」
2ヵ月ぶりにダンスの練習会がありました。

先回は3月後半からの急な腰痛(膨隆型椎間板ヘルニア)のせいで、ほとんどまともにステップすら踏めない状態でしたが、今回は大分腰痛も治まってきたので、だましながらクリと踊ってきました。

ご覧のように(左)、クリさんは、いつでもスタンバイ状態。

順番がきて名前を呼ばれると、私をおいてさっさとフロアに出て行くほど。
根っからのダンサーなのかも知れません(笑)。
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さて、今回のワークショップでは、個々のトリックを繋げ、一連の動きにする「シークエンス」が課題でした。
ご存知のように、「小技のデパート」状態のクリさん、いろんなことが中途半端に出来てしまいますが、それぞれをつなげないとただの一発芸。ダンスにはなりません。

そこで、今回は個々の動きを2つ繋ぎ、それが出来たら3つ。
さらに、左側でやったことを右側でも同じようにやる、というように、動きのバリエーションを広げる練習をしました。

ところが、クリにはひとつ大きな問題があります。
動きが繋がっていけばいくほど、興奮して吠えてしまうのです。
一緒に参加した紫苑ちゃんと二人で「反省マット」をとりあうほど(汗)。

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「アトヘ。」で左脚側から


「レフトターン」とコマンドを出すと、
もうやる気満々。
左ターンが終わったところで
「待て!」をかけます。

次に、私の周りを時計まわりに回るコマンド(カンバイ)を出しますが、なぜかクリスの頭の中は、「カンバイ」の前に、その場で一回転すると覚えこんでいます。

何か言われる前に、とりあえず回っとけとでも思っているようです。
落ち着きがないったらありません。


なんとか一周して戻ってきたところでまた「待て」をかけます。

本当はこの時左脚側にいなくてはいけないのにもう勝手に次の動きをしようとしています。


足を開いて、「くぐれ。」で左から右に。
くぐった後も「待て!」をかけます。
右脚側にきたら、「ライトターン」で
右回りを一度させ、そのまま右から左に「ウィーヴ!」でバックウィーヴをしながら私の左側に戻ってくるのが左側からのシークエンスになります。
同じことを私の右側から先ほどと
対称に行います。

つまり右側の脚側から右ターン、
「アウェイ」で私の周りを
反時計周りに周り、
右脚側み戻ったら「くぐれ」で
右から左へ。



左脚側についたところで左ターンを
させ、バックウィーブで私の右側に
戻ってきます。
こうして、ハンドラーの左側から始まって左側で終わるAというシークエンスとハンドラーの右側から始まって右側に戻るBというシークエンスが出来ましたが、Aのシークエンスのラストにあるバックウィーヴを2回させるとイヌがハンドラーの右側にくるので、AのシークエンスのあとにBのシークエンスに繋げることが出来ます。

この一連の流れを音楽にのせて動いてみると、かなり高度な技にみえませんか?
今回も、初めのころはワンワンとはしゃいでいたクリですが、
シークエンスの途中で、「待って!」を入れることで集中力が増し、
後半は大分静かに踊れるようになりました。

シークエンスの練習のあとは、やはり全ての基本となる「待て」の練習。
いつも私より先走ってしまうクリにはなかなか難しい練習なのですが、
待てた時は少々大げさに褒めながら、次のステップへと進めていきました。

そのせいか、集中力があがって、訓練で言うところの「常歩行進中の立止」のあと、
顔だけ振り向いて「バック」をかけると、そのまままっすぐ後退。
やれば出来るじゃないの。

というわけで、今回は指導手も人並みに動けたので、
クリも満足いくまでステップが踏めたようです。

つきそいの子どもたちはちょっとかわいそうだったかな?

紫苑ちゃんのママには写真を撮っていただき、ありがとうございました。
今回はほとんど見学の子どもたち。 目をキラキラさせてママを見る
クリのライバル紫苑ちゃん。
講師アシスタントのDADA嬢。

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